11.5. ファジー縁取り...

11.5.1. 概観

図16.216 ファジー縁取りフィルタの使用例

ファジー縁取りフィルタの使用例

元画像

ファジー縁取りフィルタの使用例

ファジー縁取りフィルタ適用後


ファジー縁取り... フィルタは画像の縁が薄れてゆくかっこいい縁取りを施すスクリプトです。 縁の画像は揃わずあいまいになります。 縁取りの幅と、 薄れる画像に代わって現れる色が調節できます。 任意で画像に影も付けられます。

11.5.2. フィルタの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより フィルタ装飾ファジー縁取り...

11.5.3. オプション

図16.217 placeholder-1/>のオプション

placeholder-1/>のオプション

色だまりボタンをクリックすると色変更ダイアログが現れますので縁取りに使われる色を選択してください。

枠の大きさ

あいまいな縁の部分の幅をピクセル単位で設定できます。 画像の幅や高さに関係なく幅 300 ピクセルまで指定できます。

枠をぼかす

このオプションを有効にすると縁の部分はぼかされます。 下図に比較例を示します。

図16.218 枠をぼかすの例

枠をぼかすの例

ぼかし有効

枠をぼかすの例

ぼかし無効


図16.219 枠をぼかすの例 (倍率1600%)

枠をぼかすの例 (倍率1600%)

ぼかし有効

枠をぼかすの例 (倍率1600%)

ぼかし無効


粒状度

縁の粒状度とは縁を揃えずあいまい化するための単位となる微小区画の凡その大きさです。

図16.220 粒状度の例 (ぼかしなし)

粒状度の例 (ぼかしなし)

粒状度 1 (最低)

粒状度の例 (ぼかしなし)

粒状度 4 (初期値)

粒状度の例 (ぼかしなし)

粒状度 16 (最高)


影を付ける

有効にするとフィルタは縁のぼかしに影を付けます。

図16.221 影を付けるの例

影を付けるの例

影の幅 100% (初期値) で影を付ける

影を付けるの例

影の幅 10% で影を付ける

影を付けるの例

影を付ける無効 (初期設定)


影の幅

影を付ける が有効ならこのスライダで影の不透明度を調節できます。 初期値は 100% (完全不透明) です。

コピーで作業する

このオプションを有効にするとスクリプトは画像の複製をとって新たなウィンドウで開き、 その複製にフィルタを適用します。 元画像は変更を受けません。

平坦画像

このオプションが無効ならばフィルタが枠を作成して (指示あれば) 影をつけるために使用した追加のレイヤーが残ります。 初期設定では有効となっていて、 全てのレイヤーが実行後に統合されます。